講習会の内容紹介【17/7/1】
梅雨前線が停滞し、天気予報も二転三転する中、夏時間として1時間シフトして早く始まった講習会の内容はなかなか難しいものでした。皆さん、如何お過ごしですか。
今回は、グリーンケアの今年度の目標の「1、無農薬有機の野菜つくりの技術をさらに高めていくこと」、を思い出すために、7/1の講習会の一部を少し詳しくご紹介します。(一部不正確な箇所があるかもしれませんが記者に理解不足に帰するものです)
1 、追肥について
各野菜の成長ができるだけ長く継続し、より多くの収穫が出来るようにタイミングよく追肥を行うこと。これまで何回か追試をやっているので、今回は「穴肥」と言う追肥のやり方を紹介したい。細く深い穴を掘り肥料を詰め込むやり方で、この方法だと、すでに相当広範囲に張り巡らされた毛細根を傷めず、長く肥料効果を期待できる。
2、茄子の管理について
茄子の葉裏にてんとう虫だましが発生している区間がいくつかあります。葉裏も注意してチェックしてください。てんとう虫はアブラムシを食べてくれる益虫ですが、てんとう虫だましは害虫です。花の付き方に注意をしてください。二個花、三個花がありますが、1つ残して他の花は取り除いていくのが良いでしょう。また区間によっては肥料のやりすぎだと思われる硬い小さな茄子(石茄子)ができているところがあります。肥料のやり加減をきちんと覚えておいて来年に生かしてください。できるだけ茄子を長く収穫するために、大きく2つのやり方があります。枝葉と根を大きく切り込み、秋茄子に向けてリセットするやり方、もう一つは日頃の細かい脇芽管理、収穫管理を行い、その状態でできるだけ長く収穫するやり方です。前者については7月の後半の講習会で説明します。後者については、不要な脇芽(特に樹体の下方にある)をきちんと切除し、栄養を上方にある選ばれた花実に集中させる状態を継続するやり方です。
3、ピーマン急に枯れる現象について
これは元気に育っていたピーマンがこの時期に急に元気がなくなり枯れてしまう現象ですが、理由はよくわかりません。通常通りの水やりや脇芽、不要枝葉の整理、収穫をきちんとする以外に現状では対策はありません。
4、トマトの管理について
脇芽、誘引、追肥をこれまで通り継続して丁寧に行っていくこと。これらは収穫の最後に近付くまで継続してください。他方、トマトの最も成長した高さが支柱の高さを越え始めたら、成長点を止めてください。これにより、養分がより実が成長させる方向使われます。
【イベント】
「収穫野菜等を使ったレシピ紹介と料理を作り、食べる会」(畑で素麺流しを予定していましたが内容変更しました)。詳細は別途ご案内します。
・日時 : 8/5(土) 午後から4時頃まで
(午前中通常通りの活動とし、午後をイベントにあてます)
・ 場所「枚方市立総合福祉センター」
(畑から車で10分)